中学校に入ると期末や中間、授業中に行われる確認テストなどさまざまなテストがありますよね。そのなかでも期末テストは、通知表(=内申点)にも関わる大切なテストです。
しかしながら、他のテストに比べて出題範囲も広く教科数も多い期末テスト。
「テスト勉強が追いつかない。」
「何から手をつけていいか分からない……。」
などと、テスト対策を上手く進められず悩む生徒さんは少なくありません。そこで、本記事では以下のようなことを解説していきます。
・期末テストの特徴(実施時期や教科数、平均点など)
・対策はいつから始めればいいのか
・高得点を狙える効果的な勉強法
・塾で対策するメリット
子供の期末テストの成績を心配している保護者の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
教科数や平均点。期末テストの特徴とは?
まず、期末テストについてよく理解するために、実施される時期や対象となる教科、平均点などを詳しくみていきましょう。
実施される一般的な時期
期末テストが行われる時期は、3学期制の場合次のようなスケジュールが一般的です。中間テストの時期と合わせて確認しておきましょう。
◉定期テストのスケジュール(3学期制度の場合)
中間テスト | 期末テスト | |
1学期 | 5月中旬〜 | 6月下旬〜 |
2学期 | 10月上旬〜 | 11月下旬〜 |
3学期 | なし | 2月下旬〜 (中3のみ1月下旬頃に実施) |
2学期制の学校の場合、学校により実施時期にバラツキがありますが、前期と後期にそれぞれ中間と期末が1回ずつ実施されます。
対象となる教科
期末テストの対象となる教科は、全部で9教科。
【国語・数学・英語・理科・社会】の主要5教科に、【音楽・保健体育・美術・技術家庭】の4つの副教科が加わります。
補足ですが中間テストは、主要5教科のみです。事前に出題範囲の発表があるものの、学期途中に行われる中間テストに比べて範囲が広がるのは明らか。
さかのぼって勉強する範囲が多い分、対策にも時間がかかるのが期末テストです。
平均点(中1〜中3)
気になる平均点ですが、学年に関わらず「60点」が目安となります。というのも学校の先生が問題を作る際に「平均点60前後」という設定が一般的らしいのです。
つまり、主要5教科でみると総合平均点は「60点 × 5教科=300点」
この300点を良しととるか、いまいちととるかは、生徒が今後目指して行くことになる高校のレベルや、取りたい内申点などでも違ってきます。
とはいえ、期末テスト対策を頑張るうえで「平均点以上」は、まず超えておきたい壁となります。
成績上位を目指すなら?
成績上位を目指すなら、やはり「400〜450点」は目指したいところ。各教科それぞれ80以上取れていれば、通知表でも「4」や「5」の評価をもらいやすく内申点にも良い影響を与えますし、高校の選択肢がグッと増えてきます。
ちなみに期末テストが400点以上だと「上位25%に入る」、「偏差値は57前後に相当する」ともいわれています。
上位の高校を目指している生徒は、「400点超え」を一つの基準にするといいでしょう。
良い成績をとるためには、計画的に勉強することが大切!
このように教科数も出題範囲も広く、そのうえ内申点への影響力もある定期テスト。直前で焦らないためにも、対策はとにかく計画的に行うことが大切です。
対策はいつから始めればいいの?
では、いつから対策を始めればいいのかというと、遅くとも「2週間前」。もっと余裕を持って進めたい場合は「3週間前」から始めるのがおすすめです◎
対策は “遅くとも” 2週間前から
なぜ2週間前かといいますと、一般的に学校で出題範囲が発表されるのは2週間前だからです。そのため、出題範囲が分かり次第すぐに学習計画をたて、テスト対策に取りかかるというのが基本的な流れになります。
しかし、9教科と教科数の多い定期テスト。取りかかるのが遅くなればなるほど、全ての教科の復習が難しくなり、直前で余裕がなくなるというパターンに陥ってしまいます。
出題範囲が分からなくても、授業中に先生が重要と行っていた点を見直す、中間テストの復習をするなどして、学習を進めることができます。
早めの対策を心がけ、”遅くとも” 2週間前には対策を始めるようにしましょう!
高得点を狙える効果的な勉強法4選
では、次に期末テストの効果的な勉強法を4つご紹介していきます。
まずは、全9教科の学習計画を立てる
最初に、発表された出題範囲やテスト日程を元に学習計画を立てることからはじめましょう。計画を立てることで、テスト対策に費やせる時間や、やるべきことが明確になります。
「◯月◯日に、教科書のP10〜15を復習」など、細ければ細かいほどGood!テスト期間までに、やっておきたい勉強を細かくリストアップし、スケジュール表に書き込んでいくといいでしょう。
ポイントは、紙に書き出すこと。頭の中でなんとなく描いたプランで漠然と進めると、必要な勉強を見落としてしまうことがあります。
学習する範囲が広いからこそ、より具体的に落とし込んだ計画表を元に対策を進めることが大切です。
苦手な教科・単元から始める
取りかかる教科の順番も重要です。主要5教科のうち「苦手な科目や単元」を先に取りかかるようにしましょう。
ついつい、苦手な教科は後回しにしたくなりますが、分からないことに向き合うことが、得点UPのカギ。
確認テストで間違えた問題をもう一度解いてみる、学校の先生や塾の講師に質問する、演習問題を重ねるなどして、テスト直前期に入る前に苦手な教科や単元の理解を深めておくといいでしょう。
苦手なところを克服した分それが伸び代になり、総合点UPにも繋がっていきます。
英語や社会などの暗記科目は「暗記カード」や「アプリ」を活用してコツコツと
覚えておきたい重要単語は、スキマ時間に暗記カードや学習アプリなどを活用して覚える工夫をするといいでしょう。
暗記ものはすぐに覚えられるものではありません。記憶の引き出しを作るためにも、日頃からコツコツとワードと触れ合うことが大切です。
最近では学習アプリも充実しているので活用するのもおすすめですが、スマホを手にすることで、ついつい他のことに気を奪われてしまうという生徒は、集中力の低下にも繋がります。暗記カードにするといいでしょう。
「教科書準拠」の問題集を繰り返し解く
教科書準拠の問題集とは、学校の授業で使っている教科書に準じた問題集のこと。単元の構成やタイトルも同じで、対応している教科書のページも記されているので、教科書の内容をより深く理解するのにぴったりの教材です。
なかには何冊も問題集をこなそうとする生徒もいますが、一冊の問題を繰り返し解くことも大切です。
期末テスト対策で重要なのはこなした問題の数ではなく、どれだけ解けない問題を減らすことができたか。分からない問題が一問もないと言い切れるまで、一冊の問題集をやり込むことができれば、テストでも高得点を狙えるようになるでしょう。
期末テスト対策するなら「塾」がおすすめ!
塾で対策する3つのメリット
期末テスト対策のやり方はわかったものの、「なかなか子どもが思うように勉強してくれない……。」「計画的に勉強を進めるのが苦手なようだ。」
このようなお悩みを持っている保護者の方は、通塾を検討するのもいいでしょう。
塾で対策すると
・効率的に学習できる
・苦手科目を克服しやすい
・中1から結果を残しやすい
といったメリットがあります。一つひとつ解説していきましょう。
メリット①:効率的に学習できる
まず、塾に通うと効率的に学習を進めることができます。なぜなら塾は、これまでの指導実績から定期テストの出題傾向をつかんでいるからです。
早めの対策が良いとお伝えしましたが、時間をかけてやみくもに勉強すればいいというわけではありません。出題範囲のなかでも重要なポイントを押さえ、その問題を解けるようになることがなにより大切です。
そういった意味で、限られた時間で要点を分かりやすく指導してくれる塾はテスト対策にもっとも効果的といえるでしょう。
メリット②:苦手科目を克服しやすい
「苦手科目を克服したい!」そんな生徒さんにも塾はおすすめです◎塾には勉強のノウハウ、そしてすぐに質問できる環境が揃っているからです。
学校の授業では分からなかったけれど、塾の授業では理解できた実感する生徒さんは多いものです。苦手科目こそプロの力を借りて、学力の底上げをはかるといいでしょう。
メリット③:中1から結果を残しやすい
中1の頃から内申点を意識する生徒は少ないでしょうが、いざ内申点が必要になったとき、中1からの成績がものをいいます。そのため、内申点の評価に直結する期末テスト対策は、中1からしっかり行う必要があります。が、これまで大きなテストを経験してこなかった新1年生は、なかなかテスト対策を最初からこなすのは難しいものです。
そんなとき、1から勉強の仕方を教えてくれる塾に通えば、正しいテスト対策のやり方が自然と身につき、中1から良い結果を残しやすくなるでしょう。
岐阜の学習塾・東進ゼミナールは定期テスト対策もばっちり!まずは「無料体験授業」へ
岐阜の学習塾・東進ゼミナールでは、期末テスト対策もしっかりサポート!ぜひ、塾通いを検討している方は、お気軽に無料体験授業にご参加ください。
実際に通われている生徒さんからは得点UPの報告を続々といただいています。
例えば、関校に通う中学2年生の生徒さんは、1学期の期末テストで5教科84点UPという素晴らしい結果を残されました。(参照:1学期期末テストの伸び)
勉強のやり方や重要なポイントが分かれば、グッと得点を伸ばすことができるのです。
お子さまの成績に不安がある方や、すぐにでもテスト対策をはじめたいという方は、ぜひ一度お子様と一緒にご来校ください。
校舎のあるエリア:可児、多治見、各務原、土岐、瑞浪、美濃加茂、関
校舎一覧より、校舎の所在地を確認していただけます。
入塾を検討されている方は、ぜひお近くの校舎までお問合せください。