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岐阜県の受験生必読!「内申点」の仕組みや計算方法、合否への影響まで

通知表

「内申点って、一体どのくらい受験に影響するの……?」受験生の子を持つ保護者であれば、誰もが気になる疑問かと思います。せっかく受験勉強を頑張っていても、内申点を理由に志望校に合格できなかったとしたら後悔が残りますよね。

そこで本記事では、岐阜県の入試における内申点の仕組みや計算方法、合否への影響まで詳しく解説。記事の終盤では、内申点を上げる方法もご紹介していきます。

「内申点を重視する学校とは?」

「岐阜県の内申点の計算方法が知りたい!」

「内申点を上げて、受験を優位に進めたい!」

このような疑問を抱える方は、ぜひ最後までご覧ください。

内申点とは

内申点とは、学期末に学校から配布される通知表を元に算出された点数のことをいいます。そして、内申点に加え学校での生活態度や出欠記録なども合わせて記載し、受験校に送られる書類が「内申書」や「調査証」です。

内申点の算出方法や合否に与える影響は、都道府県ごともしくは学校ごとに異なりますが、基本的に公立の学校の場合「入試の得点」と「内申点」の2つの点数により合否が判断されます。そのため、受験生はなるべく高い内申点をとっておくことが大切です。

【小中高別】内申点の対象となる期間

小中高別に、内申点の対象となる期間の目安は次のとおり。

  • 小学生:主に「小学5・6年」の2年間分(例外あり)
  • 中学生:中学1年〜中学3年の2学期まで
  • 高校生:「高校1年生〜高校3年1学期まで」(推薦入試の場合)

内申書には下の表のように「学年別」「教科別」に細かく点数が記載されます。

◎教科の内申点の記載例(中学生の場合)

必修教科の評定
国語数学英語社会理科音楽美術保健体育技術・家庭合計
第1学年45543444538
第2学年45454434437
第3学年55555433540
全学年の合計131514141212101114115

各学年の1年間の総合評価で算出

各学年の成績は、1年間の総合評価(学期末に受けた評価)で算出されます。そのため、2学期以降や後期に良い成績をとったとしても、1学期の成績が極端に悪ければ1年を通しての総合評価も下がることになります。内申点を上げるには、できるだけ早い時期から安定した成績をとることが大切です。

内申点はテストの成績だけで決まらない

そして、内申点はテストの成績(学力)だけで決まりません。一般的に内申書には、「授業態度」や「出席日数」、「部活動の記録」「学級活動の記録」「担任による総合初見」などの記載項目もあり、学校によってはそれらの項目を点数化するところもあります。

そのため、どんなにテストで高得点を上げ成績が良くても、授業態度が悪かったり欠席日数が多かったりすれば、総合評価も低くなる可能性があります。

内申点は受験にどの程度影響するの?

基本的に、合否を判定する大きな要素は「入試本番の点数」。内申点が低くても学力でカバーすれば合格判定をもらえる可能性はあるでしょう。

ところが、複数の生徒の入試の点数が同じだった場合、内申点が高い生徒に合格判定が、低い生徒に不合格判定が下されることになります。そのため、決して内申点はあなどることができません。

受験は同じくらいの学力の生徒が集まり合否を競います。内申点の1・2点の差により明暗が分かれてしまうこともありますので、受験を優位に進めるには、受験先の学校がどの程度、内申点を重要視しているのかを知り早めに対策しておくことが成功の鍵となります。

中学受験への影響(小学生の場合)

中学受験の場合は、受験する学校が「私立」か「国公立」かで影響度が大きく異なってきます。

私立中学の場合、内申書の提出自体を求められるケースが少ないため、合否への影響はほとんどありません。仮に提出が求められても、私立は学力重視で合否判定をする傾向があるため、極端に内申書の内容が悪くなければそこまで影響がないとされています。

一方で、国立や国公立の中学校の場合は「入試の点数」と「内申点」により判定が行われるため、内申点が合否に大きく影響します。

テストと内申点の配点比率は学校ごとに異なりますが「8:2」や「7:3」が一般的でしょう。比率は学校の募集要項で知ることができます。

高校受験への影響(中学生の場合)

高校受験の場合、内申点が受験に影響するケースは以下の3つです。

・国公立の一般

・国公立の推薦入試

・私立の推薦入試

影響がないとされているのは「私立の一般入試」のみ。影響があるのは中学受験と同様に「国公立の入試」、及び「推薦入試」となります。

注意したいのが「推薦入試」について。推薦入学を望んでいても、内申点が学校の推薦基準を満たしていなければ、そもそも推薦してもらうことができません。入学直後から良い成績を安定してとれていることが必須条件となります。

大学受験への影響(高校生の場合)

大学受験の場合、一般入試であればほとんど影響がありません。

ただし、高校受験と同様「学校推薦」で受験を希望する方は、内申点が出願基準となっていますので、内申点が合否に大きく影響します。

【岐阜県内共通】中学生の内申点の出し方・計算方法

前述のとおり、内申点の算出方法は都道府県ごとに異なります。

岐阜県の内申点の計算方法にはどのようなルールがあるのでしょうか。3つのポイントに沿って解説していきます。

ポイント①:中1〜中3までの9教科(5段階評定)の合計

まず、岐阜県の内申点は、中1〜中3の各学年の、9教科5段階評定の成績を元に算出します。

9教科とは、「数学、国語、英語、社会、理科」の5教科と「音楽、美術、保健体育、技術・家庭」の実技4教科。実際に学力検査が行われる教科以外も評価対象となっています。

ポイント②:中3の内申点は2倍の値で換算される

岐阜県の大きな特徴として、「中3の内申点は2倍で換算される」という点が挙げられます。そのため、中学3年の1学期〜2学期の通知表の点数が高ければ高いほど、相乗効果で内申点もアップするという仕組みになっています。

学年ごとの点数の内訳は以下の通り。合計180満点で算出されます。

◎学年ごとの内申点の内訳

中学1年生中学2年生中学3年生合計
9教科×5段階評価9教科×5段階評価9教科×5段階評価を2倍45点+45点+90点
45満点45満点90点満点180点満点

ポイント③:「内申点:学力」の比率は高校ごとに違う

内申点の計算方法は県内共通ですが、「内申点:学力」の比率は高校ごとに設定されています。

主に、「3:7」「4:6」「5:5」の比率を採用する高校が多く、進学校ほど「学力」が重要視される傾向があります。(例えば、岐阜高校や岐阜北高校は「7:3」)

といっても、どんなに学力の比重が高くなっても3割は内申点により判定されます。

岐阜県の受験生は、入試で高い点数をとるのはもちろん、中学1年生の頃から内申点をできるだけ上げておくことが大切です。

【おまけ】オール5だった場合の偏差値はどのくらい?行ける高校は?

ここで、余談ではありますが、通知表の結果から行けそうな高校の目安を知りたいという方に向けて、通知表の数字から見るおよその偏差値をご紹介します。

通知表の結果偏差値
オール5およそ60後半〜
オール4およそ55前後
オール3およそ45前後

オール5をとるような生徒の場合、偏差値60後半相当と考えます。そのため、難関高の受験も視野に入れることができるでしょう。ただし、内申点が高いからといって入試で高い点数を取れるとは限りません。内申点に甘んじることなく、入試本番で力を発揮出来るように力を身につけておくことが大切です。

内申点の上げ方|意識したい4つのこと

では、実際に内申点を上げるには具体的にどうしたらいいのでしょうか?通知表の成績の付け方は、学校により異なるため一概にはいえませんが、次の4つのポイントは最低限意識しておくといいでしょう。

1.定期テストで良い成績を収める

2.積極的に授業に参加する

3.提出物の期日を守る

4.「欠席日数」を増やさない

大前提として、定期テストで良い成績を収めることが大事ですが、どんなにテストの結果が良くても、授業中の態度が悪かったり、期日までに提出物を出さなかったり、欠席日数が多い生徒は、評価が下がる可能性「大」!

授業に真面目に参加し、宿題や課題の提出は期日をしっかり守るようにしましょう。

また、欠席日数があまりにも多いと、受験先の学校が見た時に「入学しても学校にきちんと通えないのではないか」とマイナスな評価に繋がる可能性があります。

やむを得ない事情で長く休む場合は、その旨を担任に一筆添えてもらうと良いでしょう。

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