東進ゼミナール

先生ブログ

2018年06月14日 [北浜] [可児校]

『学問のすすめ』に注目!

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「天は人の上に人をつくらず・・・」で始まる『学問のすすめ』。

当時の日本国民の10人に1人が買って読んだと言われる、

明治期の大ベストセラーです。

 

自由・独立・平等など、それまでの日本人が知らなかった価値観が

新しい時代の社会を支配することを宣言した名著です。

 

それまでの日本人の常識を完全に否定する「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずといへり」という冒頭部分はあまりにも有名ですが、この「ヘリ」は現代における「言われている」という意味で、この一文だけで完結しているわけではありません。

 

つまり、「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」は『学問のすすめ』を書いた福沢諭吉自身の言葉ではないのです。アメリカ独立宣言から引用したものと言われています。

 

むしろ、その一節に続く内容こそが重要です。

 

原文では、

「されども今廣く此人間世界を見渡すにかしこき人ありおろかなる人あり貧しきもあり冨めるもあり貴人もあり下人もありて其有様雲と坭との相違あるに似たるは何ぞや」とあります。

 

つまり、

「天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず」と言う。

けれども、人間の世界をよく見てみると、賢い人もいれば、愚かな人もいる。こうした違いは、その人がよく学ぶ人か学ばない人かで生まれてくる。人は生まれながらにして貴賎貧富の差はない。ただ学問に励んで物事をよく知る人は賢くなり豊かにもなるが、学ばない人はいつまでも貧しく愚かなままである。

と書かれています。

 

学問の有無が人生に与える影響を説いていますが、

現代の若者は小・中・高校そして大学に通い、学問できる環境は明治期以上に整っています。

 

ただ、「学問している、勉強している」だけでは、やはり“違い”が出てしまうのも確かです。要は、どのような思い・考えで勉強に向き合うか?が重要でしょう。

 

可児校の生徒と日々向き合いながら、新しい時代をたくましく生きる子ども達を育てていきます。