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医学部を目指す学生の理科の科目選択について

 関市にある学習塾、東進ゼミナール関校の担任助手を務める藤田です。

 多くの医学部を目指す学生にとって悩みの種となるのは、「理科の選択科目として「物理」を選択するか「生物」を選択するか」という問題であると考えられます。医学に直接関係のある科目はやはり「生物」ですが、「物理」に興味があると考えている学生も少なくないでしょう。「物理」または「生物」を選択することによってもたらされ得ることを例示させていただきますので、皆様のご参考になれば幸いです。

「物理」を選択するによる利点

 「物理」を選択することのメリットの一つ目として、工夫次第で暗記しなければならないものがとても少なくなることが挙げられます。これは「数学」を用いることで物理公式とされている数式の一部を導くことができるからです。また、公式を導出する過程や問題を解く過程で数学的な論理的思考力が身に付き、「物理」だけではなく「数学」の演習を行うことができるという利点も存在します。

 メリットの二つ目として、「物理」を用いて受験することができる大学が多数存在することが挙げられます。これによって、仮に心変わりして医学部志望でなくなっても難なく他の大学や学部に変更することができるからです。

「生物」を選択することによる利点

 「生物」を選択することのメリットの一つは、「数学」を使う部分が「物理」と比較して少なく、「算数」程度の計算で対応できる状況が多いことです。これによって、「数学」に苦手意識をもっていたとしても、それによる影響が少ないことが考えられます。

 メリットの二つ目として、「生物」で学んだことが、大学で学習する「生理学」や「解剖学」といった科目に現れることが挙げられます。これにより、既に知っている概念が登場することになるため、これらの科目を学ぶときに抵抗が少なくなりやすいことが考えられるからです。

おわりに

 大学にもよりますが、「物理」や「化学」、「生物」といった理科科目は既に学習した前提で講義を進められる先生が多く存在します。したがって、高校で「物理」または「生物」のどちらを学習したとしても他方の科目を入学後に勉強する必要があり、また、それだけで十分に対応することができることが多いため、大学に入学する前に過度に心配する必要は無いと考えます。

 お問い合わせは関校高等部までお願いします。

東進ゼミナール 関校高等部 TEL : 0575-21-6050